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地元・島根で夢だったITの仕事へ。多様な経験を糧に、Uターンで新たな一歩を踏み出す/株式会社プロビズモ 髙宮久輝さん

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高校卒業後、関西で働いていた髙宮久輝さんが、出雲市に拠点を置く株式会社プロビズモにUターン入社したのは2024年冬。かねてから憧れていた「IT業界で働く」という夢を、地元・島根で叶えることを選んだ背景には、確かな想いと柔軟な行動力がありました。

教える立場から、つくる立場へ

髙宮さんは隠岐の島町のご出身。高校では商業科に在籍し、パソコンや簿記に触れたことがきっかけでIT分野に興味を持つようになりました。卒業後は大阪の情報系専門学校へ。そこから兵庫の工場で生産管理を4年間経験し、その後は大阪の専門学校で約5年間、情報処理の教員を務めていました。

「人に教える仕事もやりがいはありましたが、やはり“自分でプログラムを組んで動かしてみたい”という想いがずっとあったんです」

そんな気持ちを胸に転職を考えていた頃、ご家族から「島根がITに力を入れているらしい」と聞いたのが転機に。調べてみると、IT企業誘致や人材育成に積極的に取り組んでいる県の姿勢を知り、「これはチャンスかもしれない」と移住を本格的に検討し始めました。

IT WORKS@島根の転職フェアで見つけた未来

「出雲市を訪れるのも初めてに近かったのですが、松江ほど都会ではないけれど程よい規模感で、“暮らす場所”としてちょうどよく感じました」

そんな中で出会ったのが、島根のIT企業が集まる転職フェア。プロビズモのブースで話を聞いた際に、社員同士の風通しの良さや、“成長”という理念に共感し、入社を決めました。

「“一人ひとりの成長を支援していく”という方針があるのが大きかったですね。未経験でも段階的にステップアップしていける環境が整っていると感じました」

実務未経験からの挑戦。支えられながら、日々成長中

現在は、業務システムの開発チームの一員として、JavaやOracleを用いたプログラミング業務に携わっています。

「コードを書くのは本当に初めてだったので、最初は全然わかりませんでした。でも、周りの先輩が丁寧に教えてくれて、困ったときも相談しやすい雰囲気があります」

生産管理や教育、事務といった異なる業種での経験も、今では強みとして活かされていると語ります。「いろんな現場を見てきた分、相手の立場に立って考える習慣が自然と身についている」とのこと。

ゆったりとした時間の中で、自分のペースを見つける

生活面での変化について伺うと、「時間の流れがゆっくり感じられる」と微笑みます。休日は近所を散歩したり、出雲の神社を巡ったりと、心穏やかに過ごしているそうです。

「まだ出雲大社には行けてないんですが、いつかゆっくり訪れたいですね」

兵庫時代の通勤ラッシュや人混みから解放され、自然の中で深呼吸できる日常を、いま心から楽しんでいる様子が伝わってきます。

 

島根で、信頼される技術者を目指して

これからの目標について尋ねると、「まずは今任されている開発業務をしっかりこなせるようになりたい」と語る髙宮さん。そのうえで、「社内外から“あの人に任せれば安心”と思ってもらえる技術者になることが目標です」と続けました。

また、将来的には出身地・隠岐の島との関わり方も考えていきたいそう。「ITを学ぶ機会が少ない地域だからこそ、何かしらの形で関われたら」と、静かに意欲をのぞかせます。

 

これから移住を考える方へ

最後に、これから島根での暮らしを考える人へアドバイスを伺いました。

「島根での生活はすごく快適です。ただ、車がないと生活が難しい場面もあるので、引っ越しと同時に用意しておくのがおすすめです」

そして、こう締めくくってくれました。

「最初は不安もあるかもしれませんが、一歩踏み出してみると意外となんとかなりますよ。気負いすぎず、自分のペースでチャレンジしてほしいです」

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