> エンジニアインタビュー > 東京育ちが選んだ、新しい働き方と土地との出会い/株式会社グローバルビジョンテクノロジー 山崎竜也さん

東京育ちが選んだ、新しい働き方と土地との出会い/株式会社グローバルビジョンテクノロジー 山崎竜也さん

更新日:

島根県益田市でエンジニアとして働く山崎竜也さん。東京生まれ東京育ちで、長年首都圏でエンジニアとして活躍してきた彼が、縁もゆかりもなかった島根にIターン移住したのは2024年9月のこと。背景には、コロナ禍で進んだリモートワークの普及と、所属企業である株式会社グローバルビジョンテクノロジーによるサテライトオフィス立ち上げの動きがありました。

「このまま東京で終わってもいいかなと思っていたんです」と語る山崎さんが、島根移住を決めたのは“第二の故郷を持つ”という新しいライフスタイルへの興味と、不思議な縁が重なったから。実は同社の部長が、島根県とご縁があり(幼少期を島根県で過ごし)、県庁関係者とのつながりをきっかけに、サテライトオフィス構想が進んでいったのだそうです。

その数年前から、県外・内を視察し立地先を検討していたところ、市内の中心から車を10分ほど走らせれば豊かな自然がたくさんあり、空港も近く海の見えるオフィスに一目ぼれをした部長が益田市にオフィスを開設することを即決。 東京へのアクセスも良好で「頑張れば日帰りも可能」と山崎さんは笑います。

地元企業とつながり、地域活性化を目指す

 

現在は、東京オフィスで対応していた業務(クラウドサービスの設計、構築)を主に担当。東京オフィスとの連携を図りながら、リモートワークを活用してスムーズに業務をこなしています。

「自宅勤務の延長のような感覚で、場所が変わっても問題なく仕事が続けられています。コロナ禍を経て、通信インフラの整備や、クラウド環境の導入が進んだことが働きやすさにつながりましたね」

東京での混雑した電車通勤から一転、現在は自宅から車でわずか10分の距離にあるオフィスへ通勤しており、快適な通勤環境を手に入れたそうです。

また、山崎さんは「益田で出会った個性的で魅力ある店舗や事業者の存在を、自分が感じたそのままの魅力として、もっと多くの人に伝えられたら面白い」と話します。具体的な構想があるわけではないものの、「地域には発信次第で広がっていくポテンシャルがある」と感じており、今後ITの力を活かして貢献できる可能性を模索しています。

さらに、山崎さんが所属するグローバルビジョンテクノロジーは、デンマーク(コペンハーゲン)やアメリカ(テキサス)などにも拠点を持ち、社内には外国籍のメンバーも在籍しています。多くの方が日本語堪能な一方で、プロジェクトによっては海外の方とチームを組む機会もあり、「日本にいながらグローバルな雰囲気を体感できる」環境も魅力のひとつです。

 

自然とともに暮らす、心豊かな日々

東京での生活と島根での暮らしは、「まったく別世界」と山崎さんは語ります。

「都会では見えなかった夕日や海が目の前に広がっている。虫やカエルの声に囲まれる夜、静寂に包まれた空間で過ごす時間はとても豊かです」

特に印象に残っているのは、海に沈む夕日が見える益田の景色。オフィスからもその絶景を眺めることができるのだそうです。そして、地産地消の野菜が主役となるレストランでの食体験。野菜がこれほど主役になれるのか、と価値観が変わった瞬間だったといいます。

 

ゆったりとした時間、心の余裕

「東京のリズムをそのまま持ち込んでも、ここではうまくいきませんでした」と山崎さん。益田での暮らしには、ゆったりとした時間の流れがあり、それに順応することで無理なく生活が送れるようになったといいます。

一方で、「夜に食事に行ける飲食店が少ない」「キャッシュレスが普及していない」など、地方ならではのギャップも。そうした環境の違いも「受け入れて楽しむことが大切」だと話します。

 

島根移住を考える人へ

「島根県は広く、場所によって生活環境や東京へのアクセスも異なります。どこを拠点にするかは慎重に考えるべきポイント」と山崎さんはアドバイスします。

「でも、ネット環境が整っていれば、仕事には支障はありません。海や山、温泉が好きな人にはぴったりの土地です。自分のリズムで、自然とともに暮らす。それができるのが島根の魅力です」

益田での暮らしを楽しみながら、地域とともに未来をつくる。山崎さんの挑戦は、まだ始まったばかりです。

この企業の求人情報


Share this post :

島根エンジニアとして働きたいと思ったら
「IT WORKS@島根」に登録。

島根県内の最新求人情報の紹介や、
定住までバックアップをします。

「IT WORKS@島根」に登録