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暮らすほど好きになる。東京から益田へ移住して見つけた、本当の豊かさ/株式会社グローバルビジョンテクノロジー 山崎竜也さん

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グローバルビジョンテクノロジー・山崎さん

「最初は知らない土地でした。でも、暮らしてみると、知れば知るほど面白くなるんです。」

東京から島根県益田市へ移住し、グローバルビジョンテクノロジーで働き始めてから約2年。前回の取材から1年が経った今、山崎さんは穏やかな笑顔でそう語ってくれました。

移住当初は新しい環境に慣れることが中心だった生活も、今ではすっかり「日常」に。その日常には、東京では得られなかった豊かさが息づいています。

(前回の記事「東京育ちが選んだ、新しい働き方と土地との出会い」)

「刺激が少ない」のに飽きない理由

「物理的な刺激は東京より少ないと思います。でも、不思議と飽きないんですよ。」

そう話す山崎さんが挙げたのは、意外にも毎日の食卓でした。

東京に住んでいた頃は、仕事帰りに外食や総菜で済ませることが多かったそうですが、益田での暮らしが始まってからは、奥さまと一緒に地元のスーパーで食材を選び、自宅で食事をすることが当たり前になりました。

「こちらのスーパーには形も大きさもさまざまな野菜が並んでいて、それが面白いんです。東京では規格がそろった野菜ばかり見ていましたから。」

今では有機野菜を取り入れた食生活が定着し、インスタント食品を口にする機会もほとんどなくなったといいます。暮らし方が変わったことで、日々の楽しみも大きく変化しました。

週末は温泉へ。益田だからこその贅沢

山崎さんのもう一つの趣味が温泉巡りです。
「こちらへ来てから、温泉巡りがメインの趣味になりました。」
益田市周辺には益田温泉や多田温泉、少し足を延ばせばやすらぎの湯など、多彩な温泉があります。

「海も近いし、山も近い。自然に囲まれた場所で温泉を楽しめる環境は、本当に恵まれていると思います。」

東京では週末に出掛けること自体がおっくうだったという山崎さんですが、今では休日になると自然と外へ出掛けるようになりました。
美術館へ行っても混雑を気にせず作品をゆっくり鑑賞できる。温泉では静かな時間を過ごせる。

益田市にある島根県芸術文化センター 「グラントワ」

益田市にある島根県芸術文化センター 「グラントワ」

そんな日常を振り返り、印象的な言葉を口にしました。

「東京では、お金を払って手に入れるような”ラグジュアリー”が、ここでは当たり前なんです。」
静けさも、ゆとりも、人との距離感も。益田には、それらが日常として存在しています。

東京出張から戻ってくるとホッとする

山崎さんは、現在も年に数回は東京へ出張します。オフィスから車で10分程度のところに萩・石見空港があり、都心へのアクセスは悪くありません。

一方で、「東京へ行くと、人の多さや慌ただしさを改めて感じます。逆に益田へ戻ってくると、『帰ってきたな』とホッとするんです」と話します。

生まれ育った東京よりも、今では益田の方が「帰る場所」になっている。移住から2年という時間が、その感覚を自然なものへと変えていました。

AI時代でも変わらない、人と向き合う仕事

グローバルビジョンテクノロジー・山崎さん

山崎さんは、仕事では現在もServiceNowを活用し、企業の業務改善やDX推進に携わっています。
「お問い合わせ対応や社内申請など、企業のさまざまな業務を効率化する仕組みづくりが中心です。」

その仕事は、単にシステムを作るだけではありません。
お客様の業務を理解し、「こうすればもっと効率化できます」と提案することも重要な役割です。
近年は生成AIへの関心も高まり、お客様からAI導入の相談を受ける機会も増えてきました。

一方で、山崎さんはこう話します。
「AIで調べ物をしたり、開発効率が上がったりすることはあります。でも、お客様との信頼関係や、これまでの経緯を踏まえた提案は、人だからこそできる部分だと思っています。」
技術が進化しても、人と向き合う仕事の価値は変わらない――そんな実感が言葉の端々から伝わってきました。

島根拠点は、新しい仲間を迎えるステージへ

グローバルビジョンテクノロジー・山崎さん

この1年で、会社にも新たな変化がありました。
これまでは中途採用が中心だったグローバルビジョンテクノロジーですが、現在は新卒採用にも力を入れています。

「教育できる仕組みも整いつつあります。」

リモートワークだけでは伝えきれないこともあるため、オフィスでのコミュニケーションも大切にしながら、新しいメンバーを育てる体制づくりが進められています。

島根拠点の立ち上げメンバーとして働いてきた山崎さんも、自然と若手を支える立場になってきました。

「暮らすほど好きになる」まち

グローバルビジョンテクノロジー・山崎さん

最後に、「どんな人がこの環境に向いていると思いますか」と尋ねると、少し考えてからこう答えてくれました。
「この環境を楽しめる人ですね。そして、自分から『こんなことをやってみたい』と言える人なら、きっと活躍できると思います。」

オフィスの窓の外には日本海が広がり、週末には温泉へ足を運ぶ。
仕事に集中しながらも、暮らしにゆとりがある。
グローバルビジョンテクノロジー・益田の社内風景

そんな日々を重ねる中で、山崎さんは「移住して良かった」という思いを年々深めています。
「知れば知るほど、この土地が面白くなるんです。」
その言葉は、益田での暮らしが「一時的な移住体験」ではなく、「自分らしい人生の舞台」になっていることを何よりも物語っていました。

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