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株式会社バント

島根を世界に送り出したい!マーケティング力で地域活性の「道しるべ」になる
株式会社バント

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クライアント企業のデジタルプランニングから運用型広告の制作、運用サポートや代行、広告取次まで自社で請け負う株式会社バント。島根では特にWEB制作に力を入れており、デザイン、ディレクション、コーディングを一気通貫で行っています。大手広告代理店と協業している強みを活かし、自治体のインバウンド誘致コンサルティングなど海外マーケティングでも力を発揮しています。(本文内、敬称略)

 

お話を伺った人
代表取締役・渡辺さん

 

どのような事業をされていますか?

渡辺:

マーケティング系の事業がベースです。大手広告代理店と仕事をする機会が多いので、有名企業の案件を受注できるのが強みです。

具体的には、全体的な戦略立案から実際のサイト作成、バナー広告作成、動画撮影、デザイン、コーディング、SNS運用代行まで全部お任せいただける事業内容になっています。「島根にいながら、誰もが知っている映画会社や自動車メーカーの仕事ができる」と新入社員も喜んでくれているようです。

また、自治体への支援事業も行っています。島根県安来市との事業では、インバウンドを呼び込む観光誘致コンサルティングを担当しています。東南アジアで開かれた旅行博に出展し、インバウンドツアーの造成と販売も行いました。

マーケティング分野で大きな企画を打ち出すには、やはり最新のデータ収集や適切な分析が重要です。実は当社の島根支社代表が、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会で広報担当だったため、国際的な戦略展開も可能なんです。

この点は当社の大きな強みなので、島根の自治体や企業の国際戦略の力になれるよう、しっかりと活かしていきたいと考えています。

 

会社のビジョンを教えてください

 

渡辺:

企業名の「バント」は、実は野球のバントから来ています。「送りバント」とも使われる言葉ですね。走者を一つ進塁させる行為なので「自分たちが前に出るより『縁の下の力持ち』としてクライアントに寄り添って、より大きな活躍をサポートする存在でありたい」という思いを込めています。

そして2022年に雲南サテライトオフィスを構えてからは、島根に根差した中小企業のマーケティングの力になりたいと強く感じています。例えば、島根には質の高い食材がたくさんあります。食品関係で頑張っている企業も多く、ポテンシャルの高さを感じています。

インターネット広告、デジタルマーケティングは年々複雑化し、専門スキルがないと太刀打ちできない分野になりました。だからこそ、当社がしっかりと「バント」して地元企業に寄り添い、道しるべになることが今の大きな目標であり、やりがいです。

 

島根に拠点を作ったのはなぜですか?

渡辺:

当社は東京本社、大阪支社と島根支社がありますが、島根にも拠点を置いたのは一つのご縁が始まりでした。

以前、雲南市からホームページのデータ解析業務を委託されていた際、「島根に会社を出しませんか?」とお声かけいただいたんです。都市部以外に拠点を構えて地元人材を集めることは当社にとってもメリットだと判断し、2022年1月に島根に雲南サテライトオフィスを作りました。

実は、私自身都会で生まれ育った人間なので、島根の方々の人柄の良さに心が洗われるような思いがして、すっかりファンになったんです(笑)。島根には「おせっかい文化」があるそうで、仕事で会う方々も近隣の住民の方々も、みなさん自分の仕事でないことまで気にしてくれたり、お世話してくれたり、本当にいい人ばかりで感動しています。

日本では地方創生が課題になっていますが、やはり日本が活性化するには地方が元気でないといけません。現在の都市部は、人材も食材もエネルギーも全部、地方で育ったものを「消費」している状態です。都市部で生きてきた経営者として「地方に恩返しをすること」「地域が元気になるためにスキルや知見を還元すること」はミッションだと捉えています。

 

どのような社風ですか?

渡辺:

「バント」という社名の通り、「つなげる会社だよ」ということを常々伝えています。具体的には「相手に寄り添うこと」や「自分の領域を超えること」が含まれます。

クライアントや取引先に対しては当然ですが、社内においてよりいっそう大事にしている価値観です。組織が大きくなればなるほど、個人の業務範囲は明確に区分けされます。ただ、「自分の業務以外は知らんふり」という姿勢では社内連携は良くなりませんよね。

運動会のバトンリレーでも、バトンをつなぐゾーンでは2人がペースを合わせて走るじゃないですか。それと同じで、個人個人の業務の「つなぎ目」を大事にするあり方は、当社の社風としてこれからも育てていきたい部分です。

今気づきましたが、島根の「おせっかい文化」は良いお手本ですね。自分に関係ないことでも、相手のことを思って動いてくれますから(笑)。その良さを当社全体に広げたいと思います。

 

どのような人材を採用していますか?

渡辺:

現在、全社の社員数は30人ほどで、島根の雲南サテライトオフィスにはそのうち7人が在籍しています。平均年齢は、全社で36歳、島根のみで31.0歳です。

向上心や意欲のある人に長く働いてほしいと思っています。経営側としてそのような人にはチャレンジのステージを用意したいので、大企業だと入社5年目、10年目で叶うような大きな任務を若手に任せることを、当社では普通にやっています。

 

待遇や社内制度で特徴的なものはありますか?

渡辺:

資格取得支援の制度があります。業務に関わりのない資格だったとしても、本人がビジネスをするうえでプラスになると思うものに対しては会社が全額負担するものです。行政書士の資格にチャレンジした社員もいました!

特徴的なのは、認定試験の受験料だけではなく、講座の授業料やテキスト代まで全額負担することも可能です。この仕組みは「向上心を持ってビジネスマンとしてスキルアップしていきたい」という思いを応援するために作りました。

支援の範囲は本人の思いや目的に基づいて判断するので、「プレゼン次第で大きな支援が得られる」ということも面白いところだと思っています。

また、健康面も大事にしてほしいので、健康診断はもちろんインフルエンザの予防接種費用、健康保険適用外になる婦人科検診費用も会社で負担するようにしています。

将来の資産形成についても、iDeCoの積立金を一部助成しています。

採用活動は行っていますか?

渡辺:

2022年に開設した雲南サテライトオフィスの採用は、これまでのところ第二新卒を含む中途採用が計9人、新卒が計3人となっています。

 

転職を検討されている方にメッセージをお願いします

渡辺:

当社は人に寄り添い、人の成長を応援することが一つの理念です。社員のチャレンジも応援したいので、活躍の場が巡ってくるかどうかに社歴はまったく関係ありません。

新卒2年目の社員に海外出張が伴う大きなインバウンドマーケティング事業の責任者を任せた実績もあります。

ですので、社会人として、ビジネスマンとして成長したい人、チャレンジしたい人はぜひ当社に来て、思う存分力を伸ばしてチャンスをつかんでください!

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