妻と子どもと。開発拠点立ち上げの挑戦に、家族3人で島根へ

創業間もない頃から現在まで。モンスター・ラボと一緒に成長してきた

articleImage01山口さん: 私は大学で映像技術を学んでいたのですが、在学中からプログラミングに興味があり、卒業後は独学で勉強していました。そんなとき偶然読んだ新聞に、スタートアップ直後のモンスター・ラボが掲載されていて、エンジニアの募集をしていました。強く惹かれるものがあり、自作したWeb サービスをもって、門戸をたたきました。
社長の自宅である小さなマンションの一室で学生のアルバイトたちと一緒にプログラミングをしていたときから今まで、同じ会社で働き続けています。

-島根に来る前に熊本に住んでいます。なぜ熊本に?

山口さん:私は仙台で生まれ育ち、東京の大学に進学後、ずっと東京に住んでいました。妻も同じく宮城で生まれましたが、社会人になってからもずっと県内に住んでいました。共通の友だち同士が結婚した縁で交際が始まり、その後私たちも結婚、首都圏に新居を構えました。 しかし、結婚直後に東日本大震災が起き、家族のためにも移住したいと思うようになりました。さまざまな場所を検討しましたが、熊本が良いなと思いました。
もともと当社は、東京と地方や海外の開発拠点をつないで働くスタイルが確立されており、「場所を選ばずに働ける」ことが特徴。社長に「熊本に行きたい」と告げたら、特に難色を示すこともなく、要望を聞き入れてくれました。

熊本から島根へ。「島根じゃなきゃ」いけない理由があった

-そんな中で島根への転居。なにがキッカケになりましたか?

articleImage02山口さん:熊本での生活は、妻もとても気に入っていました。私は基本的にはひとりオフィスでリモートワークをしていたのですが、東京に行くことも多く、家を留守にしがちでした。 そんな2013 年11 月、『RubyWorld Conference』に参加するため、松江に行くことになりました。島根県がRuby で有名というのはなんとなく知っていましたが、訪れたのは初めてでした。 カンファレンスの参加をキッカケに、松江市内を視察させてもらいました。県全体でIT 事業の普及に積極的に取り組んでいることを知りました。その後、会社として島根に開発拠点を出すことが決まりました。

新しい開発拠点の立ち上げ――。ゼロベースで挑戦できるこの機会を逃がしてはならないと思いました。ちょうどRubyをつかった開発をしていたときで、私は社長に「島根に行かせてほしい」と志願しました。自宅に帰り、妻にも「松江で働きたい」と告げました。

妻: 夫はそんなに主張するタイプではないのですが、「島根開発拠点の立ち上げに挑戦したい」という話については、とても熱をこめて訴えかけてきました。 そもそも熊本は、私が気に入り、夫に「ここに住みたい」と伝えた土地でした。食があうこと、水がいいことが主な理由でした。夫はとても優しく、その思いを聞き入れてくれました。今は、SNSもあるから、地元の友だちともすぐつながれるし、住んでいるうちにその土地で仲良い人もできてくるから、寂しさも感じません。 私はあまり、地元の土地にこだわりはなく、家族や友だちがいれば、どこに住んでもいいかなと思うようなタイプです。
夫のこの訴えは、熊本での生活も楽しくなってきていたタイミングだったのですが、夫の島根開発拠点立ち上げにかける想いを実現してもらいたいと思い、島根で一緒に頑張っていきたいと思いました。

- 開発拠点の立ち上げを経験できるなら、”松江じゃなくてもいい”とは思いませんでしたか?

山口さん:そんなことはないです。東京から離れた地方オフィスにひとりは、少し寂しいものがあります。島根がいいと思ったのは、県全体で都会からきた企業を歓迎し、バックアップしてくれること。ここでなら、企業間での横のつながりもできると感じました。 松江ではRubyに関する勉強会やエンジニアが集まるイベントが活発に行われていて、エンジニアのコミュニティもあります。市や県が進出企業をバックアップしてくれるのもありがたく、前向きな気持ちでスタートダッシュを切れそうだと思いました。

- 今はどんな仕事をしていますか?

山口さん:東京でやっていたプロジェクトを引き続きやっています。最初ひとりだった島根開発拠点も、今では私ふくめ3名のメンバーがいます。東京にいるメンバーと連携して、島根メンバー全員で同じサービスをつくっています。基本的にはチャットを使ってコミュニケーションをとっていて、特に不自由を感じることもありません。 私はこのプロジェクトをまとめる立場ですが、東京のメンバーがとても協力的なのがありがたいです。必要なときだけ東京に行けばよいし、基本的にはテレビ会議で連絡をとればいい。島根オフィスでは、より開発に集中できるようになり、短時間で集中的に仕事をこなせるようになったと感じています。

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