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サイバー攻撃から守る!警備から始まった総合セキュリティ企業/セコム山陰

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すべての脅威から“守る”。セコム山陰にお邪魔した

「セコム」という名称から想像するのは、企業や自宅の安全を守る警備員のイメージ、だろうか?
島根県松江市に本社をもつ「セコム山陰」は、セコムグループ内で唯一、フィジカルセキュリティ(機械警備、常駐警備、設備補修等)部門とサイバーセキュリティ部門を有するグループ会社だ。
松江市内、IT企業が集積する「テクノアークしまね」からほど近く、小高い丘の上に立地する。

同社システムデザイン部に所属する4名の方々にお話を聞いてきた。

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カタいイメージを払拭!仕事も趣味も楽しむ

セコムには“守る”印象が強く、それだけに社風も真面目な印象もあるが、実際どうなのだろうか。

「セコム山陰という社名から、カタい印象を受ける方が多いと思います。メインは警備保障の会社ですが、サイバー系の仕事をしていることは、一般的にあまり知られていません。
会社として、お客様の安全を守ることが第一にあるので、ちゃらちゃらした社風ではありませんが、オンとオフをしっかり持ってやっていきたいという想いがあります。」(西村さん)

システムデザイン部のマネージャーでもある西村さんは、隠岐の島ウルトラマラソンに連続出場、トライアスロンにもチャレンジするアスリートでもある。

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昨年末、島根県内の学生向けに松江市内で開催された「しまね大交流会2016」では、参加企業や団体等、220程度のブース参加団体のなかで、NO.1プレゼン大賞に選ばれた。

「真面目に仕事をして、がっつり遊ぼうぜ!とメッセージしました。仕事はもちろん真面目に、精一杯頑張りますが、オフもがんばってやっていることがアピールできればと思っています」(西村さん)

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 全国でもサイバーセキュリティのさきがけ

そんな西村さんがマネージャーを務めるシステムデザイン部は、西村さんが1995年の立ち上げに携わった部門だ。

「私自身、入社当時は夜勤もある警備員をやっていました。しかし1994年に、これからは情報の安全も守らなければいけない時代が来る、ということで、サイバー部門の立ち上げに携わることになりました」(西村さん)

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セコム山陰のサイバー部門は1995年からスタートしており、業界でも古参の部類だ。
インターネットプロバイダー事業からスタートし、これまで自治体や企業のファイアウォール・サーバ・インフラ構築までも手掛け、2003年と2005年にはサイバー部門の更なる強化のために松江市と鳥取市に自前のデータセンターも設立した。

「松江に本社はありますが、サイバー部門は全国を相手にビジネス展開を行っています。早い段階で情報セキュリティ関連を手掛けてきたことが功を奏したと言えます。
行政や企業、学校などとも提携しながら、情報セキュリティに関する新しいシステムのコンサルティングから構築・開発、運用まで一貫して行います」(西村さん)

前述した通り、セコム山陰はグループ企業で唯一フィジカルセキュリティ部門とサイバーセキュリティ部門の両軸でビジネスを展開しており、他のグループ企業とは一線を画している。
売上自体はフィジカル部門:サイバー部門=2:1という割合であるが、松江という地方都市で、サイバー部門の売上が売上の約3割あるというのは極めて特徴的といえそうだ。

大学や自治体への製品提供、地域医療連携システムの開発も

サイバー部門が特徴の同社であるが、サイバー部門は鳥取大学医学部附属病院を中心として運用されている「地域医療連携システム:おしどりネット」のシステム開発支援をするなど、システム開発会社としての側面も有しており、自社の得意とする周辺領域への進出にも非常に積極的な姿勢を有している。
また組織の事業継続計画(BCP)コンサルティング事業にも進出しており、単なる警備会社というイメージで一括りにはできない企業となってきている。

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「“お客様の財産を守る”という点を基軸に、多方面で開発・サービス提供をしていきます。今、当社に必要なのは、現状の知識やスキルというよりも、日々変わっていくウイルスや情報セキュリティの世界で、過去にとらわれず現状打破する思考で、物事をポジティブに進められる人です」(西村さん)

情報セキュリティ関連で、地元へ貢献していきたいという思いもある。
関連分野を代表する企業として、地元企業に情報セキュリティの大事さ、リスクヘッジの施策を認知してもらうために、ミニセミナーを複数回開催している。

「松江を拠点に20年間やってきた情報セキュリティ分野に関して、知識やノウハウを地域に還元することで、情報セキュリティのレベルを底上げしていきたいと思っています」(西村さん)

女性の活躍にも期待。働きやすさを求めて

さらに、女性の採用にも積極的だ。

「私は産休と育休を2回取得し、今も就業時間変更制度を利用して働いています。女性がライフステージの変化に合わせて取りやすい制度があり、非常に重宝しています」(高田さん)

警備会社という性質上、女性が1割とまだまだ少ない状況だが、子育て用の時短勤務、時差出勤等の制度を取り入れたことで、徐々に女性の割合、定着率が高くなってきているという。

「システムデザイン部にはいろいろな職種があります。私はシステムに関する顧客対応をしていて、設計をまとめたり、新規顧客への要件定義などをしています。
他部門と連携しながら業務を進めています」(勝部さん)

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さらに、男性でも育児休暇の取得が可能となっており、長く働くための土壌は整っている。営業責任者の井川さんも語る。

「私はUターンで島根に戻ってきましたが、当社ではIターンでも積極的に門戸を開けています。男性社員でも育休がとれ、利用実績もあります。1時間単位で有給がとれるので、お子さんの都合などで柔軟に勤務時間を調整できます」(井川さん)

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フィジカルの警備イメージが強かった同社だが、サイバー部門の技術者を特に募集している。

「ネットワーク構築やプログラム開発の経験者であれば幅広く受け入れたいと考えています。経験も大事ですが、仕事に対し真面目にやる気をもって取り組める方、責任感をもって遂行できる方。そして、カタくなりすぎずにオフも楽しみたい方に、ぜひ来てほしいですね」(西村さん)

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